1999年の傑作『プレイ』を彷彿させる美しい響き。「シンプルで飾らないサウンドを目指した」と言うように、『プレイ』と大きく異なるのはリスニング・ミュージックとしての完成度の高さである。華やかなフロアで体感するダンス・チューンというよりは自宅で落ち着いて楽しみたい逸品だ。ラジオを意識したようなキャッチーなシングル曲は見あたらないが、アルバム全体を包みこむ温かさが最高。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE