スタッフ・ライク・ザット・ゼア

 昨年、バンド結成30周年という節目を迎えたヨ・ラ・テンゴ。新たな一歩となる新作は、ファーストのみ参加した初期メンバー、デイビット・シュラムが復帰して、4人でレコーディングされた。さらにヨ・ラ・テンゴ名義では25年ぶりのカヴァーアルバムと、ファンにとっては感慨深い内容だ。キュアー、ハンク・ウィリアムス、サン・ラなど、彼ららしいバラエティに富んだ選曲にセルフカヴァーも交えて、アコースティックなサウンドでアレンジ。たっぷりとった音の隙間から、詩情がふわりと漂ってくるような、メロウで温もりに満ちた仕上がりだ。

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