離婚、病気、スランプと、暗いトンネルを抜けてようやく新作を発表したザック・コンドンのソロプロジェクト、ベイルート。これまでは曲作りはすべてザックひとりで行っていたが、今回は現在のバンドメンバーとセッションをしながら作り上げた。オープニングから力強いドラムビートが脈打ち、ホーンやストリングスなどベイルートらしい叙情溢れる味つけは残しつつも、バンドサウンドはよりタイトになった。新たな恋が再生のきっかけになったらしいが、メロディはひときわ美しく、軽やかな開放感と洗練されたアレンジが聴く者の心も弾ませる。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE