ニルヴァーナやフー・ファイターズでメジャーになる前のデイヴ・グロールとパット・スメアは、ハードコアバンドのメンバーとしてアンダーグラウンド・シーンを揺るがしていた。そんな彼らがニュープロジェクト、ティーンエイジ・タイム・キラーズとして、CBGBの昼興行に復帰する。グロールと友人たちはとっくの昔に10代を卒業してはいるが、本作を聴いても、老けた男たちが血気盛んだった青春時代を追体験しようとしているふうには感じられない。むしろ、大人になることを拒否した、いつまでも若々しいロッカーたちの怒りに満ちている。

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