くるりは音楽的軟体動物である。彼らはズルい。腹が立つほど時代性を孕んだサウンドは、もう手に負えない。ニューヨークでレコーディングされた8枚目の本作はロックの本質、つまり伝わるか伝わんないかでいうと、感電死するくらい伝導率の高いロックに辿り着いちゃってる。残念、そこの皆さん置いてかれてるよ。シングルカットもされた2曲目の「愉快なピーナッツ」、朝食代わりに毎朝聴け。

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