前作『ローナイズム』がグラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムにノミネートされて注目を集めたテーム・インパラ。勝負作となる新作で、彼らは新境地を切り開いた。打ち込みを使ったダンサブルなビートを導入。持ち前のサイケデリックなサウンドと、心地よいグルーヴが融け合った甘美な音の楽園を作り出していく。ここ数年、ケンドリック・ラマーとコラボしたり、フロントマンのケヴィン・パーカーがマーク・ロンソンのアルバムに参加したのは本作の布石だったのかと気づかされる会心の仕上がりだ。

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