90年代後半に解散したオルタナ・メタルバンド、フェイス・ノー・モア。ヘッドバンガーズにとっては風変わりすぎ、MTVの『Alternative Nation』にとってはヘヴィすぎた彼ら。インディロックやハードな音楽が交錯している現在、時代が彼らに追いついた。本作は、1997年リリースの『アルバム・オブ・ザ・イヤー』以来、初のアルバム。彼らの音作りもより良く、より新しくなった。プログレ調キーボード(「Matador」)然り、リード・シンガー、マイク・パットンのゆがんだヴォーカル(「Rise of the Fall」)然り。復活アルバムとしては成功といえよう。

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