デビュー時は「カリブ海のキャプテン・ビーフハート」なんてふうに称された北里彰久のソロ・ユニット、Alfred Beach Sandalの新作は4曲入りのミニ・アルバム。そのアヴァンギャルドなポップセンスはさらに深化。シンセベースとビートが不穏なグルーヴを醸し出し、激しいギターノイズで絶頂を迎えるタイトル曲をはじめ、オルタナティヴでミステリアスなナンバーが並んでいる。エンジニアに名匠、zAkを迎えたことで音の立体感が増すなか、北里の無表情ながら艶やかな歌声も存在感を増して、NOKKO「人魚」のカヴァーは意外なほどロマンティック。

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