ロンドンのエレクトロ・バンド、ホット・チップの新作は、活動歴10年を越えた彼らの成熟を感じさせるアルバムだ。R&B、テクノ、ロックなどさまざまな要素を取り込みながら、きらびやかな電子音やサンプルで飾りたてたりはせず、サウンドはシンプルで骨太。甘いメロディをしっかり際立たせて、タイトなバンドサウンドからは洗練されたファンクネスが匂い立つ。ヴォーカルでデ・ラ・ソウルのポス、アレンジにはなんとグリーン・ガートサイド(スクリティ・ポリッティ)がゲストで参加して、ホット・チップ流の洗練されたブルーアイド・ソウルを聴かせてくれる。

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