前作『ゴッサマー』でブレイクしてから3年。マイケル・アンジェラコスを中心にしたエレクトロポップ・ユニット、パッション・ピットの新作は、マイケルが妻に宛てたラヴレターとして制作された。高揚感に満ちたメロディとマイケルのエモーショナルなファルセット・ヴォイスは健在だが、キラキラと乱反射するようエレクトロニックな音のシャワーは控えめになり、これまで以上に曲の輪郭がくっきりと。現在、オリジナルメンバーがベースだけになったせいかマイケルのソロ色が強くなった気もするが、それだけにその歌にはピュアな愛が詰まっているのだ。

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