ホワイト・メン・アー・ ブラック・メン・トゥー

おそらくはFKAツイッグスが受賞するだろうという大方の予想を覆して、昨年のマーキュリー賞を受賞した3人組ヒップホップ・ユニット、ヤング・ファーザーズが早くも新作を完成。一応、ヒップホップにカテゴライズされているが、ベース・ミュージックやグライム、ガラージなど、さまざまなクラブ・ミュージックを素手でこね上げたような雑食性の強いサウンドが、圧倒的なパワーで迫ってくる。特に本作では、不穏な空気の中にポップなフックを忍ばせた間口の広い音作りで、ロック・リスナーも虜にするに違いない。このタフなハイブリッド・センスは実にUK的。

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