ジャズ・ピアニスト兼ヴォーカリストとして、ブラジリアン・ミュージック、30年代ジャズ、夫のエルヴィス・コステロとの共作などをレコーディングしてきたダイアナ・クラール。それだけに、ランディ・ニューマンやカーペンターズといった自分のお気に入りアーティストを集めた本作が、彼女に上手くはまったのは当然だ。クラールの洗練された解釈と、ポップ・ベテラン、デイヴィッド・フォスターの重厚なストリング・アレンジで、10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」やイーグルスの「デスペラード」といった楽曲が“現代のスタンダード”といえる輝きを放っている。

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