ニール・ヤングを超える勢いで、毎年勢力的に新作を発表するあがた森魚。なかでも、今回のアルバムは素晴らしい。あがたがボブ・ディランの音楽に出会う前、1964年にラジオで聴いていたポップスへの想いが込められた本作は、あがたのロマン溢れるポップセンスが全開。サウンド・プロデューサー、窪田晴男による“ウォール・オブ・サウンド”的音響が、歌を乗せて時を超えるタイムマシンの役割を果たしている。アートワークを横尾忠則が手がけたほか、細野晴臣、緑 魔子らがゲスト参加してノスタルジックでエキゾチックな“あがた宇宙”が広がっていく。

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