メアリー・J.ブライジの2011年作『マイ・ライフII...ザ・ジャーニー・コンティニューズ(アクト1)』は、1994年の名盤『マイ・ライフ』で見せたマジックを再現できたとは言い難かった。そして今回彼女は、そんな名盤に続く作品を作るべく、ロンドンへと飛んだ。この10年間、イギリスで最高のソウル・ミュージックがリリースされていることを考えれば、賢明な行動といえよう。この試みは成功し、「ライト・ナウ」と「フォロー」ではディスクロージャーがメアリーをディープ・ハウスへと誘い、「セラピー」では共作したサム・スミスがゴスペル・ブルースの世界へと導いている。

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