『ザ・ベースメント・テープス』のセッションで、アメリカーナというジャンルに新たな意味を与えたボブ・ディランとザ・バンド。そうすることで彼ら自身も、また新たなものへと生まれ変わった。今回、当時のセッションでは使用されなかった歌詞を使い、ディランらと同様のやり方をとったザ・ニュー・ベースメント・テープスも、最高に輝くことに成功。さらなる発見はないが、エルヴィス・コステロとジム・ジェームズはしっかりと期待に応えた。キャロライナ・チョコレート・ドロップスのリアノン・ギデンズも堂々たる声で、戦前のブルースを彷彿させている。

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