フレーミング・リップスによる“名盤まるごとカヴァー企画”最新作は、ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に挑戦! 前作のピンク・フロイド『狂気』に比べて、さらにストレートにリップスの本質=サイケデリックな実験精神にフォーカスした大ネタだ。濃密で歪みまくったリップスの音像にたっぷりつけ込んだ“サージェント・ペパーズ”からは、混沌とした音汁が滴り落ちている。そして、そのなかから浮かび上がるメロディの強さ、ポップさはさすがビートルズ。オリジナルに敬意を払いながらも果敢に攻めた力作だ。

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