24歳のホジアーは数カ月前まで、ほぼ無名なアイリッシュ・シンガーソングライターだったが、「Take Me to Church」がYouTubeで大ヒットし、デビューすることとなった。歌声は官能的。テーマはカトリック信仰との長い葛藤。ヴァン・モリソンに見られるケルティックR&B、サザン・ソウル、ザ・ブラック・キーズ的なガレージ・ブルースを、熱い「Angel of Small Death and the Codeine Scene」のような曲にそそぎ込む。アイルランド民謡のごとく「In a Week」では死を甘美な喜びへと替える。土の匂いたっぷりの音楽に対する人気は続くだろう。

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