昨年のフジ・ロック・フェスティバルにも出演し注目を浴びた異色のブルース・マン。本作がUKアルバム・チャート初登場9位、50代半ばになってからブレイクした熟年の星である。ホームレス経験、心臓発作……ブルースそのものの人生を生きてきた男の滋味深い歌声は心に染みる。しかしその“渋み”のなかには洒脱なユーモアと程よい軽さがあり、それが心地よい酩酊感をいざなう。今月の激オシ盤。

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