ディテールに目を効かせたルーツ音楽を演奏する、ニューオーリンズのストーリーテラー的バンド。今回のアルバムは『Inside Alynda Lee Segarra(アリンダ・リー・セガーラの内面)』とでもいった内容だ。コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のように、ブロンクスで育ったセガーラは、伝統に染まった吟遊詩人で、震えながら旅をする。その親密な声は過去から未来を軽やかに指し示してくれるのだ。

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