先頃出版された自叙伝で、モリッシーは自分の作品への批判に対し、ひとつ残らず激しく抗議している。ただし例外もある。珍しく控えめな、1991年発表の『キル・アンクル』。この作品にショックを受けた彼は、翌年の『ユア・アーセナル』を、比べものにならないくらい力強い作品に仕上げた。プロデューサーは、元デヴィッド・ボウイのギタリスト、ミック・ロンソン。グラマラスな華やかさと粋なロカビリーの無骨さを爆発させた。

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