レミー・キルミスターは70歳に近づいてはいるが、いまだにモーターヘッドのロックンロールは柔軟性に富んでいる。地獄に堕ちた女性を歌う「Lost Woman Blues」と「Dust and Glass」は、60年代のUKブルースの影響が感じられるし、“この先がこんなに暗くなけりゃいいのに”と歌う「End of Time」はパワフルな黙示録である。闘病生活で死という運命を直視した彼は、今まさに怖いものなしのフレッシュな状態なのだ。

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