悲しい目をしたギター少年たちには不似合いなほど元気なバンド名を掲げて、めくるめくノイズ満載のデビュー・アルバムを出した彼らだが、この新作は大きな飛躍だ。今回は単なる強烈なギター・アルバムとは違う。強烈なグルーヴ・アルバムだ。枠をグイッと広げてゴス色のある壮大さを目指すウィークエンド。ポスト・パンクな金属的リズムに響き渡る切望が、積もり積もった結果は46分間の熱狂だ。それは悲愴なハリケーンのようでもある。

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