奇才、ヴァン・ダイク・パークスが、約20年ぶりの新作で放つオーケストラルなアメリカ(ジョアンナ・ニューサムの『Ys』が好例)が、かつてないほど迸っている。1968年の『ソング・サイクル』と対をなす本作は、いくつかの7インチ・シングルをまとめたもので、彼らしい多様性に富んでいる。舞台劇を彷彿とさせるゆったり感が特徴のパークス。いつかはミュージカルをと願わずにいられない。『オクラホマ!』なんてピッタリだと思うのだが。

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