『ザ・テラー』は、彼らの初期作に通じる“恐怖の闇”が復活。ギザギザした宇宙的なジャーマン・エレクトロニクス・サウンドが、リスナーの心をガッチリ掴む。「ルック…ザ・サン・ライジング」やタイトル曲では合唱にも似た輝きが喧騒を切り裂き、「ユー・ラスト」や「オールウェイズ・ゼアー、イン・アワー・ハーツ」のズキズキと唸るスペース・ブギーは過酷で誠実。楽園は、地上であろうとなかろうと、簡単には手に入らないらしい。

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