リチャード・トンプソンの作品は、いい意味で型通りである。その見事なギター演奏は、ケルト色を帯びたジミ・ヘンドリックスといったところだ。そして、超一流のソングライティングも楽しめる。まずくなった恋愛と残酷な運命の皮肉な物語が、短気で不機嫌な63歳のバリトンで歌われる。アルバムはトンプソンの活気あるストラト・ギターが満載で、ワクワクするような驚きはないもののクオリティの高いサウンドを楽しめるだろう。

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