70年代後半のUKロック・シーンで活躍した最も切れ味のいいソングライターのひとり、グレアム・パーカー。ディランやヴァン・モリソンに影響を受けていた彼が、31年ぶりのザ・ルーモアとの今作で、かつての“怒れる若者”は今でも腹を立てていることを見せつけた。「スネイク・オイル・キャピタル・オブ・ザ・ワールド」はレゲエのグルーヴとともにアメリカ分析を展開。柔軟さを併せ持った粗削りな歌の世界がそこにはある。

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