ズーイー・デシャネルの元旦那でありデス・キャブ・フォー・キューティーのリーダーであるベン・ギバートが作ったソロ作。そのバラードの美しさは、どの女優をも嫉妬させるほどだ。いつもそうだが、いかにギバードが感情を抑制しているかには興味をそそられる。「カップケーキ・ウォーズ」では、たっぷり塗られたアイシングのようにその震え声を絞り出す。しかし、彼の悲嘆が完璧を生み出し、そこには多くの屈折した喜びが存在する。

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