ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク……。前作から5年の月日が経ち、その間にブリストルの詩人は世界の都市を転々と巡り歩き、音楽活動や俳優業をこなしてきた。そして、その間にさまざまな女性アーティストと出会い、彼女たちの“声”をこの新作に反映させたのである。薄暗い路地から聞こえてくる人々のざわめき。ダブとブルースとロックンロールがスリリングに交わる彼の音楽は深い余韻を残す。バーナード・バトラーやスウィッチなど、脇を固めるプロデューサー陣も豪華。何よりもトリッキー本人のヴォーカルがいい声をしているのだ。

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