Rolling Stone Japan 編集部 |2011/12/10 00:00
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“私たちの人生から痛みが消えたわけじゃない”と、10枚目のスタジオ作品のイントロで、メアリー・J.ブライジは語る。痛みはいつだって彼女の関心事だった。1994年の『マイ・ライフ』の続編で、ブライジはいつもどおり、荒れ狂う感情の海の航海士であり、喜びと苦悶の間で揺れている。ゲスト陣は華やかだが、ブライジは見事なほどに流行とは無縁で、彼女の得意なミッド・テンポのヒップ・ホップ・ソウルにとどまっている。年月が流れても、彼女は痛みを喜びに変えることができるのだ。
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