かつて『メタル・マシーン・ミュージック』という全編ノイズまみれのアルバムで、リスナーに頭痛をもたらしたルー・リード。そんな彼が、今度はメタリカという新しいオモチャを手に入れた。フランク・ヴェデキントの戯曲『パンドラの箱』にインスパイアされたという本作は、90分に渡ってヘヴィなギター・リフが鳴り響く、責め苦のようなアルバム。古いレパートリーで、ルー・リード節が冴え渡る「ジュニア・ダッド」は唯一とも言える名曲だが、これならメタリカと組まなくても良かったような。

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