自主レーベルを設立して最初のリリースということもあり、プログレッシヴな展開をする7分超えの1曲目を聴いた時は「再びエクスペリメンタルの季節到来か?」とも思ったが、やはりそれは彼らにとっての一側面でしかなかった。カントリーでもロックンロールでも、ポップでもエクスペリメンタルでも、どの曲もウィルコでしかあり得ない抜群の記名性を持った楽曲がずらり12曲。前作にセルフ・タイトルがつけられていたが、バンドの持つ多様性を考えると、本作のほうがセルフ・タイトルらしいかも。

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