ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルが死去、ポストパンクを代表するギタリスト

ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギル(Photo by Caitlin Mogridge/Redferns)

イギリスのポストパンクを代表するバンド、ギャング・オブ・フォーのギタリストであるアンディ・ギルが2月1日に亡くなった。享年64歳。

ギルの現在のバンドメイトであるトーマス・マックニース、ジョン・ジェイラー、トビアス・ハンブルは、土曜日にギタリストの死をTwitterで発表した。担当者によると、ジルは呼吸器疾患のためにロンドンの病院で亡くなったという。バンドは声明のなかで、「お伝えするのが心苦しいですが、私たちの偉大な友人にして崇高なるリーダーが今日亡くなりました。彼は病院のベッドにいながらも次のツアーを計画し、新しいレコードを出すために制作中の音源を聴いていました」と哀悼の意を表している。



ギャング・オブ・フォーは1977年、イギリスのリーズ大学の学生だった4人で結成。1979年の傑作デビュー作『Entertainment!』を皮切りに9枚のアルバムを発表している。ポストパンクの代表格として活躍し、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、R.E.M、U2、ニルヴァーナ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、フランツ・フェルディナンドなど多くのバンドに影響を与えた。ファンク色の強いサウンドと政治的な歌詞で知られ、アンディの鋭利なギターがトレードマークだった。

2004年にオリジナル・メンバー4人で再結成し、翌年にフジロック出演。そこからメンバーチェンジを重ね、2012年にボーカルのジョン・キングが脱退したことで、結成メンバーはアンディのみとなった。彼は新しいメンバーを率いて精力的にツアーを行いながら、2015年に布袋寅泰が参加した『What Happens Next』、2019年に『Happy Now』をリリースしている。

アンディの体調不良による延期を経て、ギャング・オブ・フォーは2019年10月に来日公演を開催したばかりだった。



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