テラスハウスで手に入れた新しい音楽 THREE1989 shoheyが見た世界

THREE1989のフロントマン、shohey

若者に絶大な人気を誇る、Netflixオリジナル「テラスハウス」。湘南、東京、ハワイと舞台を移してきた本作が、2017年12月より長野・軽井沢でスタートした。筋書きのないドラマを描く、6人の男女。メンバーはモデルや大学生、スノーボーダーと様々だが、かつてロマンチストなミュージシャンもテラスハウスで暮らしていた。

“翔平ちゃん”の愛称で親しまれている彼こそ、THREE1989のフロントマンであるshohey。今回は、テラスハウスを通しての楽曲の変化や自身のバンドのことについて、翔平ことshoheyに語ってもらいました。

―テラスハウスに行かれてたのってどれくらいなんですか?

翔平:2017年のクリスマスに入居して2018年の5月30日に出たので、5カ月くらいですね。

―「umbrella」は、どのようにしてできた曲なのでしょうか。

翔平:急に好きになって、急に去っていった安未の曲ですね。彼女のことを好きになったのは、たまたま2日間くらい休みがあって、その時に安未と過ごす時間が増えたんです。一緒に映画を観たり、ドライブに行ったり。その中で、彼女の素敵な部分をたくさん知れてグッと好きになっちゃったんですよ(笑)。安未のことを急に知れて、急に好きになって、そして急に彼女は去っていってしまった。本当に通り雨みたいな存在だったんです。1番は好きになったときに書いてて、2番は彼女が去ったあとに書きました。

―「password」は、どのようにできた曲なのでしょうか。

翔平:これも安未の曲で、「umbrella」と同時期に書きました。テラスハウスのみんなで焼肉を食べに行ったんですけど、車1台じゃ乗りきらないので2:4で分かれていこうって話になって、たまたま安未が僕と二人になったんです。そのときに、けっこう話が弾んで。なかなか難しい子じゃないですか、彼女(笑)。でも、たくさん話していい子だと思ったから、「この子のパスワードをひも解きたい、彼女の脳内に入りたい」と思って。そこから妄想を膨らませてできた曲ですね。

―「Rambling Rose」は、どのような曲なのでしょうか。

翔平:テラスハウスでの経験や体験をアーティストとして残しておきたくれ作った曲です。次のステージに進みたいから僕はここを去るけど、いろんな思い出が絡みついて離れたくない気持ちもあるという思いを、フェンスに巻きつくバラに例えて「Rambling Rose」としました。恋をたくさんしたから、“仰げば 恋模様”なんて歌詞もいれたりして。一瞬で書けましたね。聖南への告白でバラを渡したからRoseにしたっていうのも、もちろんあります(笑)。

―他にもテラスハウス内でできた曲ってありますか。

翔平:『JET BLUE』に入っている「Jungle Love」もテラスハウスでできた曲です。テラスハウス内の、みんなでみんなを奪い合う恋模様を歌にしたいなと思って。その中に、聖南をモチーフとしておいてます。まだ僕が彼女を好きじゃなかったとき、「私は今いるメンバーだったら翔平ちゃんかな」って言われて「嘘だろ」と(笑)。だから、曲の後半に“きっとフェイクなドラマさ”ってあるんです。信じたいけど、信じられないみたいな。それで2番には“もっとフェイクなドラマを”。そんなドラマをもっと続けていきたいなって思ってたので。

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