新世代アメリカン・ボーイバンドことブロックハンプトン、メジャー移籍後初のアルバム『イリデセンス』をリリース

「インターネット初のアメリカン・ボーイバンド」を自称するクリエイティブ集団、ブロックハンプトン

2017年に発表した3部作『サチュレーション』で大きな注目を集め、『サチュレーションIII』では全米アルバム・チャート15位を獲得、今年4月にはコーチェラで壮絶なパフォーマンスを繰り広げた自称「新世代アメリカン・ボーイバンド」ことブロックハンプトン。本日、彼らのメジャー移籍後初となるアルバム『イリデセンス』がリリースされた。

ブロックハンプトンは、テキサス出身のラッパー/プロデューサーであるケヴィン・アブストラクトを中心に2015年に結成。メンバーの多くがカニエ・ウエストのファンサイト「KanyeToThe」の掲示板で知り合ったことから「インターネット初のアメリカン・ボーイバンド」と自称している。メンバーは総勢14名にも及び、シンガー、DJ、フォトグラファー、エンジニア、プロデューサー、デザイナー、ツアーマネージャーまでを内包する大所帯のクリエイティブ集団で、音楽面だけではなく、アパレルからミュージック・ビデオ、ツアーの広告、ドキュメンタリー番組など、すべてのクリエイティブを自身たちで手がけているのが特徴だ。

昨年、活動期間わずか2〜3年でアルバム『サチュレーションIII』が全米アルバム・チャート15位を獲得。アメリカの音楽メディア=ステレオガムが2017年ベスト・アルバムの11位に、ベルリン発の人気メディア「Highsnobiety」がトップ15に選出したほか、ピッチフォークが「ウエスト・コーストのウータン・クラン」と絶賛するなど、世界各国で高い評価を受けた。

新作『イリデセンス』は、1500万ドル(約16億円)の大型契約となった米RCAへの移籍後初のアルバムで、収録曲の大半がビートルズが使用していたことでも知られるロンドンの名門スタジオ、アビー・ロード・スタジオで制作。中心人物のケヴィン自身も、「今作はビートルズの『サージェント・ペパーズ』にとてもインスピレーションを受けた作品だ。『サチュレーション』とは全然違うアルバムだよ」と語っており、そのサウンドの進化にも注目してほしい。アルバム収録曲からは、全編サーモグラフィカメラで撮影した「ジュヴェ」のMVも公開されたばかりだ。





<リリース情報>

ブロックハンプトン_アルバム『イリデセンス』ジャケット写真

ブロックハンプトン
『イリデセンス』
配信中
試聴・購入リンク:
https://lnk.to/IRIDESCENCE

=収録曲=
01. NEW ORLEANS | ニュー・オリンズ
02. THUG LIFE | サグ・ライフ
03. BERLIN | ベルリン
04. SOMETHING ABOUT HIM | サムシング・アバウト・ヒム
05. WHERE THE CASH AT | ホウェアー・ザ・キャッシュ・アット
06. WEIGHT | ウエイト
07. DISTRICT | ニュー・オリンズ
08. LOOPHOLE | ループホール
09. TAPE | テープ
10. J’OUVERT | ジュヴェ
11. HONEY | ハニー
12. VIVID | ヴィヴィッド
13. SAN MARCOS | サン・マルコス
14. TONYA | トーニャ
15. FABRIC | ファブリック

Rolling Stone Japan 編集部

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