誰よりも「音楽」を愛していたラッパー、マック・ミラーの生涯

BRENDAN KLINKENBERG | 2018/09/08 11:49

| 地元ピッツバーグで10代から活動を始めたマック・ミラー(Photo by Scott Kowalchyk/CBS via Getty Images) |



生涯を通じて薬物問題に悩まされ、世間にもそう公言していたミラー。今年5月には麻薬服用による運転で逮捕され、メディアにも大きく取り上げられた。ミラーは過去に麻薬依存症であったこと、特にリーンと呼ばれるコデインとプロメタジンの混合物に極度に依存していたと告白。数年間は薬物を断っていたものの、再び手を出すようになった。元ガールフレンドのアリアナ・グランデのツイートによれば、2年間の交際の末に別れたのは彼の薬物依存が原因だったという。「私は彼の子守でも、母親でもない。女性はそんな存在じゃないのよ」とツイートしていたこともある。「私はずっと彼の面倒をみてきた。薬物を断った後は彼を支えていこうと思ったし、彼が平穏を保てるようにとずっと祈ってきた(もちろんこの先も祈っているわ)」と。

ミラーの信奉者たちは、生前の思い出と、彼の死を悼むラッパーたちの追悼メッセージを分かち合った。「マックの家族にお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします」。かつて同じレーベルに所属していたピッツバーグ出身のラッパーは、このようなツイートを投稿。チャンス・ザ・ラッパーも、Twitterで追悼のメッセージを発表した。「マック・ミラーとは2度目のツアーで一緒だった。僕がキャリアをスタートする際に手を差し伸べてくれただけじゃなく、僕が知る限りで一番優しいヤツだった。すごい男だった。心から愛していた。今は胸が張り裂ける思いだ。ご冥福を祈ります」。「安らかにマック」とは、ソランジュ・ノウルズのツイート。「いつもたくさんの思いやりと良心を振りまいてくれた。あなたの才能を私たちに分け与えてくれて、本当にありがとう」

以前ニューヨーク誌のクレイグ・ジェンキンスとのインタビューで、ミラーは心の病と薬物依存の問題について赤裸々に語っていた。「ずっと幸せでいたいってわけじゃないんだ。悲しみにくれていたいわけでもない。憂鬱でいるのもごめんだ。いい日もあれば悪い日もあるってことに上手く付き合えるようになりたい」



Translated by Akiko Kato

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