サマソニ取材「ショーン・メンデスが語るテイラーとの共演、チャンス・ザ・ラッパーの魅力」

ー今年5月には、同じくテイラーのツアーでサプライズ共演も実現しています。

ショーン:もともと『1989』ツアーでも前座を務めていたんだけど、今回はその2年後にゲストとして呼んでもらって、自分のなかで一周したような感じがしたよ。クレイジーな経験だったし、すごく嬉しかったな。

ーそのときは、「There’s Nothing Holding Me Back」を一緒にパフォーマンスしたんですよね。

ショーン:彼女がこの曲をやりたいと提案してくれたんだ。歌詞も全部覚えていてくれたし、本当に光栄だったよ。



ー「Theres Nothing〜」は、どのようにして作られたんですか?

ショーン:まずはギターリフ以外の部分を最初に書いて、デモを聴きながら眠ったんだけど、朝起きたらやっぱりギターが必要な気がしてきてね。それでスタジオに行ってリフを録音したんだ。

ーいつも曲作りをするときは、どのようなプロセスを踏んでいるのでしょう?

ショーン:僕が曲を作るときは、ギターを声のように使っているんだ。まずは頭のなかで曲の設計図を描いて、メロディーを決めていったあと、ギターをどんなふうに弾こうか考えているよ。

ーあなたのお気に入りを集めたプレイリストに、チャンス・ザ・ラッパーの「No Problem」も入っていますよね。彼のどんなところに魅力を感じていますか?

ショーン:彼のポジティブなスタンスが大好きなんだ。実際、ポジティブなことについてラップするのは難しいと思うし、アルバム一枚を通じてそれを実践しているアーティストはかなり限られると思うんだよね。

ーローリングストーンUS版のインタビュー(日本語訳はこちら)では、カニエ・ウェストへの思い入れを語っていましたよね。ふたりともシカゴの出身ですが、あなたが好きなラッパーには共通項があったりするのでしょうか?

ショーン:どちらの音楽もドラマティックだし、ゴスペルの要素が感じられるよね。クワイアの声を用いていたり、カニエは壮大なシンセ、チャンスはトランペットを使ったりしていて、どちらもスーパー音楽的だよね。それに、彼らはポジティブなサウンドを使うのが上手くて、カニエの「Bound 2」を聴くとそのトーンが伝わると思う。



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