中川翔子×長井龍雪「印刷会社の営業マンからアニメ監督に…異色の経歴に迫る」

Takanori Kuroda | 2018/08/06 11:00

| 写真左から、アニメ監督の長井龍雪、中川翔子(Photo by Shuya Nakano Styling by Aya Omura Hair and Make-up by Toh)  |

『とらドラ!』をはじめ、社会現象にもなった『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などを手がけたアニメ監督の長井龍雪さんと、中川翔子によるトークセッション。

アニメ監督の「お仕事」とは一体どういうものなのか、中川が長井監督に聞いた。

「誰でもできるからこそ、個人の情熱が今は試されているのかもしれない」

中川:私は長井監督の『とらドラ!』をリアルタイムで観ていて。主人公の高須竜児が、「しょこたん語」を話すシーンがあってビックリしたんです。あれは幻だったのかなって(笑)。すごくうれしかったですし、監督のいろんな作品たちが、私の人生に影響を及ぼしているんですよ。例えば、逢坂大河(『とらドラ!』のヒロイン)の髪型が可愛くて真似したこともあって。

長井:え、そうなんですか?(笑) ありがとうございます。

中川:そんな監督にお会いする機会なんて、生きている中で滅多にないことですので、今日はとても楽しみにしていました。いつもすごくお忙しいと思うんですけど、今はどんな感じですか?

長井:今はそんなに忙しくないです……って言ったら怒られてしまうかな(笑)。TVシリーズとかだと一週間単位で締め切りがやってくるので、考える間もなくマックススピードでやらないと間に合わないのですが、例えばゲームのお手伝いや劇場作品になると、結構遠いところに締め切りがあるんです。そうすると、何だかんだいって締め切りに合わせてダラダラ仕事してしまうんですよ。逆にいうと、締め切りがないと、何も生み出せないのかもしれない。

中川:「ものづくり」の立場からすると、締め切りがないといつまでも作り込んでしまう、ということもありますか?

長井:それもあります。今は監督という立場なので、「締め切りも近いしそろそろ終わりにしよう」とストップをかける立場なんですけど、絵描きさんやアニメーターたちは、1枚1枚にどんどんこだわって終わらない仕事になってしまいがちなので、そこにある程度の区切りをつけるのも監督の仕事と言えるかも知れないですね。

中川:しかも作品をいくつか同時に進めていると、締め切りの間隔も違ってくるんでしょうね。

長井:そうなんです。そうすると、早い締め切りのものから順番に片付けていくことになるじゃないですか。結果、長い締め切りのものも最後はバタバタになるっていう(笑)。

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