ケンドリック・ラマーが語る、地元コンプトンの仲間が置かれた厳しい現実と彼らとの絆

Rolling Stone Japan 編集部 | 2018/07/26 21:43

| 2017年のローリングストーン1294号で表紙を飾ったケンドリック・ラマー(Photo by Christian Bertrand / Shutterstock.com) |

今週末に迫ったフジロック。Rolling Stone Japanでは28日に出演するケンドリック・ラマーにフォーカスを当て、2017年のローリングストーン1294号のカバーストーリーを再構成し、ライブ前日まで連載記事としてお届けする。第九回は地元の仲間について。

ケンドリック・ラマーは、地元であるカリフォルニア州コンプトンの仲間が今なお直面している厳しい現実について、ローリングストーンの取材で話している。

「俺は幸運だった、それだけは確かだ。配給の列に並んだり、生活保護でやりくりしたり、賃貸の家を追い出されたり、そういう経験を差し引いたとしてもね。今でも俺の仲間には、そういう状況から抜け出せずにいるやつらがたくさんいる」

ギャングスタ・ラップ誕生の地でもあるコンプトンは、全米屈指の犯罪都市として知られている。ケンドリック・ラマーの親友や幼馴染にも、投獄され服役中の者が少なくないという。ただ、そんな状況下でも絆は強く、ケンドリック・ラマーの活躍は仲間の支えとなっているようだ。

「これまでの人生で、俺はつらいことをたくさん経験してきた。俺の親友の大半はムショにいて、40年以上の刑期をくらってる。俺のショーの写真を一つ残らず見たがるあいつらは、いつもこう言ってくるんだ。『常に前向きでいることを忘れるなよ。それができなかったから、俺たちはムショにいるんだ。足るを知るってことが大切だ』って」

「俺にとっての喜びは、5年の刑期を終えてムショから出てきた幼馴染みと再会したり、そういうヤツらとニューヨークの街を出歩いたり、どこかの国に羽を伸ばしに行ったりすることだ。仲間の楽しんでる姿が、俺を何よりいい気分にさせてくれるんだよ」



Edited by The Sign Magazine

FUJI ROCK FESTIVAL’18
期間 : 2018年7月27日(金)、28日(土)、29日(日)
会場 : 新潟県 湯沢町 苗場スキー場
※ケンドリック・ラマーは7月28日(土)に出演
http://www.fujirockfestival.com/

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