ジャネット・ジャクソン、亡き父を語る「彼の強さがなかったら、私たち兄弟は成功していなかった」

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ジャネット・ジャクソンは、ニューオリンズで行われたエッセンス・フェスティバルに出演し、ステージ上で先日6月27日に息を引き取った亡き父親へ哀悼の意を表した。「父はとても強い人でした。彼の励まし、彼の強さがなかったら、私たち兄弟は成功していなかった」と語った。

ジャネット・ジャクソンは日曜日、ニューオリンズで行われたエッセンス・フェスティバルに出演。ステージ上で、6月27日に息を引き取った父親ジョー・ジャクソンについて言及した。ジャネットがパフォーマンスを行うのは、父親の死以来これが初めてだった。

「正直にいって、本当に辛かった」と、ジャネットは父親の死に対する心情を観客に向かって吐露した(『ハリウッド・リポーター』からの引用)。「どうしていいのか、分からなかった。果たして前に進めるのかどうか・・・今日のステージやツアー自体を中止するべきかとも悩みました」

ジョー・ジャクソンはひそかにガンを患っており、闘病生活の末に89歳で他界した。ジャクソン一家の家長は、子供たちをショービズ界へ送り出し、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソン、ジャクソン5のキャリアを成功へ導いた人物として知られるが、その一方で、ひどい児童虐待を行っていたことがマイケル自身の告白で明らかになった。このような功罪相半ばする評判にも関わらず、ジャネットがステージで表したのは亡き父親に対する敬愛だった。

「父はとても強い人でした。彼の激励や強さがなかったら・・・私たち兄弟はここまで成功していなかった」とジャネット。「インディアナ州ゲーリーで暮らす黒人の一家が、世界のあらゆる記録を打ち破った。それが真実。私の父は素晴らしい人でした」

ジョー・ジャクソンの死後、マイケル・ジャクソンの遺産の共同管理者が声明を発表。「ジャクソン氏の死に深い悲しみを覚えるとともに、残されたキャサリン・ジャクソン夫人および遺族の皆様へ、謹んでお悔やみを申し上げます。故人は非常に強い人で、自らの欠点を認めつつ、息子や娘たちをインディアナ州ゲーリーの製鉄所から、世界のスーパースターの地位へ導きました。音楽史に対する故人の貢献は計り知れません。我々も近年は故人と穏やかな関係を築いており、深い追悼の意を表します」



Translated by Akiko Kato

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