エルヴィス・プレスリー最後のコンサート「1977年6月26日」にまつわる5つのエピソード

Rolling Stone Japan 編集部 | 2018/07/03 18:34

| ポップス史におけるメモリアルデイとなった1977年6月26日、キングの最後のコンサートが行われた(Photo by Ronald C. Modra/ Getty Images) |



1955年末にRCAレコードに移籍して間もなく、シーンにおける革命の中心的存在だった彼の曲は、ポップやカントリーからR&Bチャートまでを席巻し始める。3作目となる映画『監獄ロック』の撮影を終えた直後(2作目の『さまよう青春』は公開前だった)、彼がメンフィスに購入したグレースランド邸に初めて宿泊したのは1957年6月26日だった。

その日からちょうど20年後の1977年6月26日、インディアナで開催された最後のコンサートの最終曲として披露されたのは、ショーのフィナーレに持ってくることが多かった1961年作「好きにならずにいられない」だった。そのコンサートの音源とされている冒頭のクリップで、彼は人生最後の日々がドラッグに蝕まれていたという事実を感じさせない、渾身のパフォーマンスを披露している。ピーター・グラルニック著『Creless Love: The Unmaking of Elvis Presley』によると、そのパフォーマンスは「他の公演では見られなかった本物のエネルギーとバイタリティを感じさせた」という。

代表曲のひとつ『マイ・ウェイ』で、プレスリーはこう歌っている。「俺は目にする 最後の幕が降りるのを」。1977年8月16日、彼がこの世を去ったという報せを受け、キングの死を悼む大勢のファンがグレースランドを取り囲み、メンフィスの通りを埋め尽くした。偶然にも、父親であるヴァーノン・プレスリーが心不全によりメンフィスの自宅で他界したのは、エルヴィス最後のコンサートからちょうど2年後の1979年6月26日だった。

Translated by Masaaki Yoshida

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