レッド・ツェッペリン、初ライブの日から50周年を迎える9月に豪華ボックスセットを発売予定

ツェッペリンの初ライブ50周年を記念して豪華ボックスセットがリリース予定だ(Photo by David Redfern/Redferns)

レッド・ツェッペリンがライブ映画『The Song Remains the Same』のサウンドトラックを初ライブ50周年記念の豪華ボックスセットとしてリリース予定だ。本作のリマスタリングはジミー・ペイジが監修。

レッド・ツェッペリンはライブ映画『The Song Remains the Same』のサウンドトラックをリマスタリングし、50周年を記念して再発売する。このリイシュー盤は異なる特典付きの複数のフォーマットで9月7日に発売。50年前のこの日、つまり1968年9月7日は、まだニュー・ヤードバーズと名乗っていたレッド・ツェッペリンが初めてライブを行った日だ。

ジミー・ペイジが個人的にリマスタリングの監修を行ったこのアルバムには、1973年の夏にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで彼らが行った3日連続公演の音源が収録されている。1976年に公開された同タイトルの映画では、30分に及ぶ「幻惑されて/Dazed and Confused」や「モービー・ディック/Moby Dick」でのジョン・ボーナムの長いドラムソロなどがフィーチャーされていた。

通常のDC盤とアナログ盤でのリイシューに加え、CD盤には24ページの、アナログ盤には28ページの付属ブックレットが付く。また、アナログ盤のトラックリストをページ自ら調整して、オリジナル盤には収録されなかった楽曲を多数収録し、1面すべてを使って「幻惑されて」の全演奏を収録し、今回初めてその全容を公開する。デジタル音源とブルーレイ・オーディオでのリリースも予定されており、ブルーレイ盤にはオリジナルのライブ映画にはなかった映像を収録。「祭典の日/Celebration Day」、「丘の向こうに/Over the Hills and Far Away」、「ミスティ・マウンテン・ホップ」、「オーシャン/The Ocean」の4曲がそれだ。また、ブルーレイのオーディオはステレオと5.1サラウンド。

バンドの他のリイシュー盤と同じように、この再発盤もフル装備のスーパーデラックスなボックス・セットが計画されている。この豪華ボックスセットには、CDとアナログ盤に収録したアルバム、オリジナル映画に追加映像を加えたDVD、フォトギャラリー付きのサラウンドサウンドDVD、ハイデフィニションのダウンロードカードが梱包される。さらに28ページの小冊子も付属されていて、この小冊子には映画からのスチル写真、キャメロン・クロウ(1975年にローリングストーン誌でレッド・ツェッペリンを取材している)のエッセイ、1977年の日本公開時の映画パンフレットのレプリカ、オリジナルカバーの高解像度プリントが収められている。パッケージデザインはオリジナルLPのレプリカをエンボス加工したもので、この映画とサウンドトラックが同時に発売されるのはこれが初めてとなる。

この再発盤は、2018年初めに再リリースされたバンドのライブ・アルバム『伝説のライブ〜How The West Was Won』と、4月のレコード・ストア・デイにリリースされた「ロックン・ロール/Rock and Roll」と「フレンズ/Friends」のレアミックスを収録したシングルに続くリリースとなる。また、バンドの50周年を記念して2018年10月に写真集を出版する予定だ。

Translated by Miki Nakayama

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