音楽業界がR・ケリーをかばい続ける理由ーーセクハラ抗議運動活動家との戦い

全米の芸能界ではハーヴェイ・ワインスタインやマット・ラウアー、さらにはレコード会社リパブリック・グループの前社長であるチャーリー・ウォークといった大物がセクハラや性的蛮行によって職を失っている時代であるが、R・ケリーは現役のままだ。「大きな違いはR・ケリーの被害者や彼を告発している人間は黒人女性である事」「黒人女性が暴力や性的被害によって傷ついたと訴えても人々は信じてくれない」とバーニー・スコットは語る。

ケリーの問題に関する関係者のインタビューからは、業界の彼に対するあいまいな態度がケリーのキャリアを保護していると推測される。匿名でしかコメントを出さない関係者がほとんどで、ある業界人は「レイプやもっとひどい事をしている容疑がかかっている人間と仕事したいかだって?もちろんノーだ。でも個別の状況を見て判断していかないといけないんだ。R・ケリーのケースで彼は有罪になったか?彼は全ての報道に対して否定しているんだ。」との事。

Translated by Hiroshi Takakura

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