写真家が語る、ブルース・スプリングスティーンとの日々:80〜90年代の秘蔵プライベートフォト

STEVE APPLEFORD | 2018/06/02 11:00

| 80年代・90年代のブルース・スプリングスティーンのプレイベート・ポートレイト(Photo by David Rose) |


ギター・アーミー
ニュージャージー州メドウランズにて、ニルス・ロフグレン、スプリングスティーン、ヴァン・ザントとEストリート・バンド。


Photo by David Rose

「これはニュージャージー州イースト・ラザーフォードにあるメドウランズだ。ステージ横にいると身体でベースの振動を感じるんだよ。ブルースとニルスがギター・プレイの応酬をする場面がいつも大好きだった。それにブルースとクラレンスのインターアクションも大好きだったね。彼らは一緒に踊っていたし、すべてがリアルだった。彼らは演奏することを心の底から愛していたし、本当に楽しんでいた」


ロール・テープ
ニューヨーク市のヒット・ファクトリーでのレコーディング、1995年。


Photo by David Rose

「ブースに入っているブルースをガラス越しに撮影した。メインルームにいたのはニルス、マックス(・ワインバーグ、ドラム)とガリー(・タレント、ベース)。それ以外のミュージシャンはみんな個別のブースに入っていた。その状態でライブ演奏を行ったのさ。ブルースが独りぼっちでギターパートを演奏している写真じゃないよ。彼らの仕事は本当に速かった。ブルースが新曲を持ってきて、それをアコギで一度弾く。すぐに他のミュージシャンは『オーケー、じゃあプレイしよう!』となる。音符やコードを走り書きしたメモを持って、「1、2、3、4」って始めてしまうんだ。その上、すごい集中力だから2〜3テイクで完成してしまうのさ」

アンプラグド
ヒット・ファクトリーでアコギとハーモニカをプレイするスプリングスティーン、1995年。


Photo by David Rose

「これは『Secret Garden』のときだと思う。僕はブルースが書いた歌詞を一度も読めた試しがなかった。ブルースは彼にしか分からない独特の速記法がある……と思う、たぶん。(笑) 彼には肌身離さず持ち歩くノートが数冊あって、芸術家のスケッチブックみたいなものだね。そのノートに何かを書き込んでいる彼を観るのが面白いんだよ。線を引いて消した文章を見たことはほとんどないね」

スローダンス
ニュージャージーの自宅でスプリングスティーンと踊る妻パティ・シャルファ。


Photo by David Rose

「長年に渡って彼の個人的な写真、家族写真も多く撮影した。彼がこの写真を『Songs』という本で使ってくれて嬉しかったよ。このとき、彼はジュークボックスで音楽をかけてパティと踊ったんだ。この写真は彼の人生を物語っている。最愛の人と一緒に踊りながら人生を楽しんでいるんだから」
Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDED

おすすめの記事