BTS全米1位を獲得、K-Popアーティストとしては初の快挙

K-pop史上初のビルボード200での第1位を獲得したBTS(Photo by inseltown / Shutterstock)

BTSの『Love Yourself:Tear』がビルボード200で初登場1位を獲得。これによりBTSは、チャート史上初めてアルバムで首位を獲得したK-popアーティストとなり、外国語のアルバムによる首位獲得は12年ぶりの快挙となった。

アルバム『Love Yourself:Tear』がビルボード200で初登場1位となったBTSは、アメリカのチャート史上初のアルバム・チャートで首位を獲得したK−popアーティストとなった。リリースから1週間の総売り上げは13万5千ユニット(うちCDなどのフィジカルコピーが10万枚)で、BTSは公式にアメリカを征服したと言える。

現時点で、『Love Yourself:Tear』はBTSの前作『Love Yourself:Her』のチャート順位もセールスも上回っている。ビルボードによると前作は2017年10月に初登場7位だった。彼らのLove Yourselfシリーズのこの2枚がビルボード200のトップ10圏内に食い込んだ初のK-pop作品である。

また、歌詞のほとんどが韓国語の『Love Yourself:Tear』は、英語以外の言語の作品では、ビルボード200で12年ぶりに首位を獲得したアルバムとビルボードが報じた。

ビルボード200のトップ10に初登場した他作品にはリル・ベイビーの『Harder Than Ever』がある。これは初登場3位で、ほとんどがストリーミング配信によるもので、SEA(※ストリーミング再生のアルバム換算)で7万1千枚のセールスとなる。また、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチの『And Justice for None』が初登場4位、カナダ人ラッパーNavの『Reckless』が8位に駒を進めた。

一方、3週間首位を独占してきたポスト・マローンの『ビアボングズ&ベントレーズ』は2位に後退して、BTSに首位を明け渡した形となった。さらに、カーディ・Bの『インヴェイジョン・オブ・プライバシー』は5位に急上昇し、映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラックが6位、J.コールの『KOD』は一つ後退して7位、『プラックパンサー・ザ・アルバム』が9位、プレイボーイ・カルティの『Die Lit』が10位という結果だった。

しかし、BTSによる史上初のビルボード200での第1位は7日天下になりそうだ。ショーン・メンデスのセルフタイトルLPが来週初登場1位になる勢いで、そこにPush-Tの『Daytona』とエイサップ・ロッキーの『テスティング』が加わり、現在三つ巴で首位レースを展開している。

Translated by Miki Nakayama

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