『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観る前に知っておくべき11のこと

7. アイアンマンとキャプテン・アメリカの不仲は続く
マーベル・シリーズ最強の2人は、初対面から面白いほど火花を散らしていたが、いまやまさに犬猿の仲。ことの発端は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のなかで、星条旗を掲げるヒーローが国連の管理下に置かれることを嫌い、アイアンマンとたもとを分かち、洗脳された友人バッキーを守る道を選んだことによる。一連の騒動が収束すると、キャプテン・アメリカと彼の仲間たち――アントマン、ホークアイ、ファルコン、スカーレット・ウィッチ――は逃亡の身となり、ブラックパンサーの庇護のもと潜伏状態に入ったとみられる。途中で捕まったブラック・ウィドウは、最終的にキャプテン・アメリカ側につく(このいきさつは同時発売のコミック版を参照。まさに必読書)。特筆すべきは、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースが、「いつか古い友人が必要になったら」というメッセージとともにアイアンマンに携帯電話を残していったという点だ。おそらく『インフィニティ・ウォー』では、この電話が鳴るはず!?

8. スパイダーマンは、厳密にはまだアベンジャーではない
『スパイダーマン/ホームカミング』のエンディングで、ピーター・パーカーは恩師トニー・スタークから、特製アイアン・スパイダースーツとアベンジャーズに参加するチャンスを与えられるが、この申し出を断る。もちろん、彼が断わったからといって『インフィニティ・ウォー』にクモ男が登場しないわけではないが、スパイダーマンはあくまでも部外者だという点をお忘れなく(ついでに言えば、正式なアベンジャーズのメンバーという点ではアントマンも同じくフリーランスであり、新作でも物語を左右する存在となるかもしれない)。

9. ソーのハンマーが注目の的に
マーベル作品の中でもとくにインパクトのある武器といえば、ソーのハンマー「ムジョルニア」だろう。『マイティ・ソー/バトルロイヤル』でヘラに破壊されてしまったが、古き雷神は武器なしでも十分に戦えることを学んだ。だが『インフィニティ・ウォー』の中で、巨人はあらたな武器を探しているようだ。探し場所は金物屋ではないもよう。

10. ブルース・バナーは、あえてハルクに変身する――永遠に
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で描かれていた伏線のひとつに、平和主義者のブルース・バナーと、怒りにかられた分身ハルクの均衡が崩れるというのがあった。どうやら、ブルースがグリーンモンスターとして過ごす時間はどんどん長くなり、ひょっとすると今後はずっとハルクのままでいることになるかもしれない。

11. タイミングよく、シュリがバッキーを更生
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の中で、キャプテン・アメリカの親友バッキーは、ワカンダの天才科学者シュリに「影鳴き狙撃者」的な洗脳状態から解放してもらうべく冷凍睡眠に入る。その後『ブラックパンサー』のエンドロール後の映像では、シュリが一連の治療を終え、バッキーが完全復活したことが明るみになった。バッキーはおそらく、ブラックパンサーの軍勢に参加するものと思われる。映画のエンディングでは、ティチャカが国際社会に対してワカンダの存在を明るみにしたことで、ブラックパンサーは国際的組織となった。なんと頼もしい! アベンジャーズにとっては、猫の手も借りたいはずだから。


『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
4月27日より全国にて公開中 
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

Translated by Akiko Kato

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