ディプロ、アヴィーチーを偲ぶ:「君は普遍のスタンダードを築いてみせた」

アヴィーチーことティム・バーグリングの死を悼み、ディプロがコメントを発表 (Photo by Chelsea Lauren/WireImage)

アヴィーチーが28歳でこの世を去ったというニュースが報道された数時間後、ディプロが追悼コメントを発表した。「世代を代表する才能であり、真のスーパースターだった」

アヴィーチーの名で知られるティム・バーグリングが28歳の若さで逝去したというニュースを受け、その死を悼むディプロ(Diplo)がコメントを発表した。

「君は現代のプロデューサーたちの指標だった。トレンドセッターとして、多くの扉を開いてみせた」ディプロはインスタグラムの投稿でそう綴っている。「真の開拓者であり、ライバルたちの目標だった君には、できることなら150歳まで生きて欲しかった。それでも、君が残した音楽は永久に不滅だ。お世辞なんかじゃなく、君は決して色褪せることのない音楽を産み落としてくれた

『レヴェルズ』や『ウェイク・ミー・アップ』のヒットで知られるアヴィーチーことバーグリングは、EDMをメインストリームに押し上げた立役者の1人だった。2016年にツアーからの引退を表明していた彼が、滞在中だったオマーンのマスカットで死亡した。死因は公表されていない。

「君は普遍のスタンダードを築いてみせた」投稿されたツーショット写真に、ディプロはそうコメントしている。「『シーク・ブロマンス』を初めて聴いた時、俺もこんなダンスミュージックを作ってみたいと思った。スネアのミックスにさえ四苦八苦していた俺を尻目に、君はますます腕を上げ、もはや手の届かない存在になっていった。君は俺たちの世代を代表する才能であり、真のスーパースターだった」

2013年に、アヴィーチーはディプロによるメジャー・レイザーの『ゲット・フリー』のリミックスを手がけている。また同年には、ディプロがアヴィーチーの『ユー・メイクーミー』をリミックスしている。

「内なる悪魔と対峙していた君は、この世界に居心地の悪さを感じることもあったのかもしれない。ただでさえ少ない真のアーティストが次々にこの世を去っていく今、残された俺たちに出来ることは、君のような非凡な才能を持った人間を守ることなのかもしれない」そう綴ったディプロは、コメントをこう締めくくっている。『ティム、どうか安らかに』

バーグリング逝去の報せを受け、デヴィッド・ゲッタ、マーティン・ギャリックス、カルヴィン・ハリス等を含むEDM界の大御所たちも、こぞってソーシャルメディアに追悼コメントを投稿した。





Translated by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE