絶対に見るべき4月配信予定のストリーミング作品ベスト10

『ハンドメイズ・テイル・侍女の物語』シーズン2(4月25日、Hulu)
2017年に数々の賞を受賞したこのドラマシリーズによってHuluの知名度が急上昇した。マーガレット・アトウッド原作の同名小説をドラマ化した第2シーズンは、第1シーズンの素晴らしさが本物だと証明するために、2年目のジンクスを克服しなければならない。侍女オブフレッド(旧名ジューン)が自由を求めてギレアドから逃げ出すため、彼女を取り巻く状況がさらに悪化すると、主演のエリザベス・モスが教えてくれた。しかし、新しいエピソードは原作を超えたストーリー展開のため、原作にない未知の物語が明らかになる。その一つが、オブフレッドの母親ホリーの登場だ(演じるのは伝説のブロードウェイ女優チェリー・ジョーンズ)。そして、次から次へと新たな悪夢がオブフレッドと視聴者を襲う。そして、最後に必ず救いが待っている。



『ロスト・イン・スペース』(4月13日、Netflix)
Netflixは相変わらず20世紀後半のヒット作品のリブートを続けていて、今度は1965年のSFドラマシリーズを取り上げる。ロビンソン一家と仲間が未知の惑星での孤立無援の生活に適応するために奮闘する姿が描かれているのだが、この新シリーズでは、決して友好的ではない宇宙生物の世界が、過去のドラマや映画よりもリアルに描かれている。ロビンソン一家とドクター・スミス(今回はパーカー・ポージーが演じている!)は、不時着した惑星に生息するエイリアン、厳しい環境、この世のものとは思えない生き物と戦うのだ。危ないぞ、ウィル・ロビンソン!



『National Treasure: Kiri(原題)』(4月4日、Hulu)
ソーシャルワーカーのミリアム(サラ・ランカシャー)は上流中産階級の白人夫婦と養子縁組が決まっている幼子キリ(フェリシア・ムカサ)を、養父母の家に移る前にキリの実の家族に会わせようと、監視なしでキリを家族の元に連れて行く。その日、キリは行方不明となり、その後、映画『ゴーン・ガール』さながらの追跡劇が繰り広げられる。そして、この一件が、切迫した状況の中での人種間の隔たりがどんどん広げていく。これは心が痛むドラマであって、ニコラス・ケイジがアメリカ独立宣言書を盗む場面は出てこない。しかし、視聴者は11時間の幼女捜索劇から目が離せなくなるだろう。

『No Offence(原題)』(4月16日、Acorn TV)
『シェイムレス 俺たちに恥はない』のクリエーター、ポール・アボットが製作した刑事ものの犯罪ドラマ。ジョアンナ・スカンラン演じる警部補が、ダウン症の少女ばかりを狙う連続殺人鬼を追跡する捜査班を指揮する。危機と隣合わせの警官の習性で、彼女もすぐにこの事件に没頭し、自分と捜査官たちを危険な状態に陥らせてしまう。英チャンネル4ではシーズンを重ねており、イギリス以外の国々でもスマッシュヒットとなっているこのドラマシリーズは、大西洋のこっち側でも、特に『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』ファンの心をガッチリと掴むことだろう。

Translated by Miki Nakayama

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