パール・ジャム、5年ぶりの新たなプロテスト・ソングを発表

(Photo by Kevin Mazur/WireImage for Rock and Roll Hall of Fame)

パール・ジャムは、2013年のアルバム『ライトニング・ボルト』以来、初のオリジナル曲となる新たなプロテスト・ソング「キャント・ディナイ・ミー」を、ファンクラブ「テン・クラブ」で独占発表した。

パール・ジャムのファンクラブ、テン・クラブの会員は、新たなプロテスト・ソング「キャント・ディナイ・ミー」というご褒美をバンドからもらった。このファンクラブでの先行発表はバンドのベーシスト、ジェフ・アメントの55歳の誕生日に行われ、同曲はSirius XMのパール・ジャム・レディオで初公開された。

トゲトゲしい歌詞の新曲はプロテスト・ソングで、どうもドナルド・トランプを標的にしているようだ。「高く、遠く、速く、お前は舞い上がる/お前はリッチかもしれないが、俺を否定はできない/何もない、何もない、でも生き残る意志はある/お前にはコントロールできない、お前には否定できない」と、サビの部分をエディー・ヴェダーが歌い、こう続く。

「根が張るのを見るがいい/お前が国民の代表を務める国の/危機的状況を」

「キャント・ディナイ・ミー」には抗議行動を捉えたアートワークが添えられており、そこにはグラフィティの書体で書かれたパール・ジャムの文字と、若い女性が「私を否定できない」と書かれたプラカードを持っている。
「キャント・ディナイ・ミー」は2013年にリリースされた10枚目のスタジオ・アルバム『ライトニング・ボルト』以来、初めて公開されたパール・ジャムのオリジナル曲である。公式のリリース情報はまだ出されていない。また、これが毎年リリースされるパール・ジャムのホリデー・シングル集に収録される曲になるのか、バンドの次回作のプレビュー曲となるのかも明らかにされていない。

ロックンロールの殿堂入りを果たしたパール・ジャムはこの夏、一連のスタジアム・コンサートを行う予定だ。寄付金を集めるために地元シアトルで行うショーを“ホーム・ショー”と名付け、ボストンのフェンウェイ・パーク、シカゴのリングレイ・フィールド、モンタナ州ミズーラのワシントン・グリズリー・スタジアムで行われるショーを“アウェイ・ショー”と名付けている。

「キャント・ディナイ・ミー」の一部は以下から視聴可能だ。

Translated by Miki Nakayama

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