第90回アカデミー賞、追悼コーナーでエディ・ヴェダーがパフォーマンスを披露

授賞式の追悼コーナー“イン・メモリアム”でパフォーマンスを披露したエディ・ヴェダー(Photo by Kevin Winter/Getty Images)

第90回アカデミー賞授賞式の追悼コーナー「イン・メモリアム」で、パール・ジャムのフロントマンのエディ・ヴェダ―は、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの「ルーム・アット・ザ・トップ」を感動的に歌いあげた。

パール・ジャムのフロントマンのエディ・ヴェダ―は、ハートブレイカーズの1999年のシングル曲をエレクトリック・ギターのストラミングとキーボードのストリング・サウンドだけで伴奏し、ささやくような歌声で感動的に歌った。そしてヴェダ―のトレードマークの震える声で運ばれる「今夜 世界の頂点に部屋をとった/今夜 すべてお見通しだ/今夜のこの部屋は/誰もが 酒を飲んで 人生の不運な過去を忘れられる場所」というペティの歌詞が会場に響きわたった。

毎年のことだが、このイン・メモリアムのコーナーでは過去1年間に鬼籍に入ったハリウッドの巨匠たちを追悼する。今年のイン・メモリアムで追悼された故人は、ハリー・ディーン・スタントン、ジョナサン・デミ、ジョン・ハード、マーティン・ランドー、グレン・ヘドリー、ロジャー・ムーア、サム・シェパード、ジョージ・A・ロメロ、ドン・リックルズ、ジェリー・ルイスなど。日本人としては、昨年8月に逝去した、映画『ゴジラ』でゴジラの着ぐるみに入り、初代スーツアクターを担当した中島春雄氏、そして昨年2月に逝去した、映画『ツィゴイネルワイゼン』で知られる、監督の鈴木清順氏が登場した。

2月、エディ・ヴェダ―はシアトルで行われたチャリティ・コンサートで、デペッシュ・モードの「パーソナル・ジーザス」をカバーしたウィル・ファレル、パール・ジャムのマイク・マクレディ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、ブランディ・カーライル、デイヴ・マシューズ・バンドのステファン・レッサードのバックでタンバリンを叩いて参加した。

Translated by Miki Nakayama / Edit by Rolling Stone Japan

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