そして、観客の歓声とともに始まったのはBRAHMANのライブ。1曲目にミディアムチューン「今夜」を歌い上げ、「AFTER-SENSATION」と続けたあと、ボーカルTOSHI-LOWは叫んだ。「映画の宣伝? キャンペーン? 知らねぇよ。怪我したくねぇ奴は端に寄ってろ。いつも通り、BRAHMAN、はじめます」それを合図に鳴らされたのは「賽の河原」。観客は一斉に暴れだし、フロアは混沌を極めた。様々なアーティストのファンが集まっている場だが、いつもと変わらぬ風景が目の前に広がっていた。その後も「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」や「不倶戴天」など、ノンストップで曲を繋げ、「ANSWER FOR…」ではTOSHI-LOWがフロアに降り、圧倒的な熱量で観客一人ひとりの意識を覚醒させていった。
そして、いよいよ今日だけのスペシャルセッションタイムへと突入。まずは榊いずみバンドの演奏をバックに、夏木と榊がフラワーカンパニーズの名曲「深夜高速」を歌い上げる。続いて、BRAHMANのKOHKIも加わり、夏木が率いるコーラスグループand ROSEsの「紅のプロローグ」を披露。and ROSEsは、バラの購入を通じて途上国の子供たちを支援する社会貢献プロジェクト「One of Loveプロジェクト」の一環で誕生。今も復興途中の東北に、音楽を通じて支援の気持ちを届けるために結成されたグループである。「体力があれば追っかけしたいぐらい」と強いBRAHMAN愛を表明した夏木は、ステージにKOHKIが現れると彼とハグを交わすほどの大喜び。そして最後は、夏木とBRAHMANによる「それはスポットライトではない」のカバーでエンディングを迎えた。